想像以上の絶景!コイトタワーには絶対行くべき

コイトタワー Coit Towerは、フィッシャーマンズワーフや埠頭からも見える、小高い丘の上に立つ高さ64mの塔。下から見ていると、そこまで高いようには見えませんが、塔の上からの眺めはものすごい絶景でした。
コイトタワーは遠くから見ると、要塞や砦のようにも見えますが、実は個人の寄贈による記念碑的なもので、1933年にリリー・ヒッチコック・コイト氏の遺産によって建てられたそうです。



テレグラフヒルという丘の上にあるものの、高層ビルが立ち並び、起伏に富んだ地形のサンフランシスコにおいて、そこまで突出して高いわけではないと思いますが、逆に高すぎないので、いい具合に町が俯瞰できます。
エレベーターでコイトタワーのてっぺんに
最上階の展望台まではエレベーターで上がることができます。入場料は年々値上がりしているようで、2019年5月時点では9ドル。1000円するとなると、ちょっと日和そうになりますが、その価値は十分あると思います。
チケットはコイトタワー1階の土産店の片隅にあるカウンターで手売りしてます。意外にクレジットカードも使えました。
展望台は360度眺められるように窓がいくつも設置されていて、ゴールデンゲートブリッジ、ベイブリッジ、フィッシャーマンズワーフ、アルカトラズ島など海の景色と、陸側にはトランスアメリカ・ピラミッドやセールスフォース・タワーなどの高層ビル群がぐるりと一望できます。



コイトタワーへは、バスを利用すれば目の前までアクセスできますが、おすすめはテレグラフヒルの麓から徒歩で階段を登るルートです。
バスの本数が少ないこともありますが、階段ルートはグーグルマップによるとGreenwich Stepsという名前でちょっとした観光名所にもなっているようで、とても気分の良い散歩コースでした。
サンフランシスコ湾をのぞむ美しい家並み
階段の登り口はいかにも裏道な感じで、えっ?とちょっと躊躇してしまいますが、階段を登っていくと、テレグラフヒルの斜面に並ぶ、おしゃれな邸宅に心を奪われます。
階段でしかアクセスできない邸宅なので、不便といえば不便なのですが、緑豊かな庭には花が咲き乱れ、眼下には海を眺めることができます。
例えるなら、「魔女の宅急便」のグーチョキパン店の裏の住宅街のような、海が見える静かな家並み。






予備知識は一切なく、グーグルマップだけを頼りに通りかかっただけだったので、フィッシャーマンズワーフ近くの賑やかな通りから、少し入っただけでこんな素敵なエリアがあることに驚き、そしてこんなとこに住んでみたいなあーと、ただただ羨ましい気持ちになりました。
ただ、テレグラフヒルの麓からコイトタワーまで階段をひたすら登るのは結構辛かったので、行きはバス、帰りは徒歩が正解かもしれません。