青島の一大景勝地・崂山の観光システム

崂山最古の道教寺院・太清宫
崂山最古の道教寺院・太清宫

大都会の青島ですが、少し郊外に行くと崂山风景区LaoShanFengJingQuという自然あふれる観光エリアがあります。

市内のあちこちで「崂山一日游(日帰りツアー)」の看板があり、手っ取り早くツアーで行く手もありますが、路線バスで1時間もかからず行ける距離なので、今回はツアーは使わず個人で行ってみました。

崂山は崂山という山があるわけではなく、標高1,132mの巨峰JuFengを筆頭に、いくつもの山々が連なる地域全体が崂山风景区となっています。

風景区内もいくつかのエリアに分かれていて、すべて1日で見て回るのは無理なので、まずどこに行くのかを決めなければなりません。

最もメジャーなのは、「巨峰」エリアと「太清TaiQing」エリアの2つ。そして、巨峰の方は、頂上付近に軍事施設があることから、外国人は立ち入り禁止とのことなので、日本人が行くなら、太清エリアに絞られます。

崂山风景区の全体図
崂山风景区の全体図。中央が巨峰、東の端が太清宮


まずは路線バスで「大河东」を目指す

崂山は車両規制があり、風景区の入り口にある「大河东DaHeDong」のビジターセンターから専用のシャトルバスで各エリアに移動する形になります。

大河东までは青島市内から路線バスでカジュアルに行けます。104路など複数の路線があり、本数も多いので、移動はそんなに苦労はないと思います。五四広場からは45分ぐらいでした。

ちなみに青島の路線バスはワンマンカーと車掌カーがあり、ワンマンカーの場合は2元とか決まった額の運賃を乗車時に運賃箱に投入する形。入り口に運賃表示があるので金額はすぐわかりますが、お釣りがもらえる雰囲気はなかったので小銭の用意が必要だと思います。

一方、大河东行きなど長距離路線は車掌がいて、乗車後に一人一人集金して回ります。目的地によって料金が異なるので、目的を告げて運賃を払う形になります。
混雑していると、1人ぐらい払わなくてもバレないんじゃないかという気もしますが、人をかき分けてきっちり集金に来ますw

大河东行きの路線バスは本数も多いのでアクセスは容易
大河东行きの路線バスは本数も多いのでアクセスは容易
バスに乗車すると車掌が料金回収に回ってくる
バスに乗車すると車掌が料金回収に回ってくる
大河东のバス停。市内各方面へのバスの発着はここ
大河东のバス停。市内各方面へのバスの発着はここ
大河东のバス停からチケットオフィスまでは少し歩く
大河东のバス停からチケットオフィスまでは少し歩く


崂山风景区游客中心はバカでかい!

路線バスで大河东バス停を降りると、人の流れはだだっ広い公園の方向へ。どうやら地下駐車場になっているようで、地上は何もない遊歩道のような感じですが、しばらく歩くと「崂山风景区游客中心」があります。

崂山エリア全体のチケット売り場&シャトルバスターミナルですが、ちょっとした空港ターミナルぐらいの巨大な建物にびっくり。さすがに観光客数を過大に見込みすぎている感がありますが、ハイシーズンには混雑するのかもしれません。

チケット売り場はわかりやすく、「巨峰行き」と「太清行き」に分かれているので、窓口で難しいやりとりをする必要もなく購入可能。料金は入山料とシャトルバスの乗車料込みで大人1人130元となかなかいい値段します。ちなみに6歳の子供は無料でした。(身長140cm以下の子供は無料)

まるで空港のような崂山风景区游客中心
まるで空港のような崂山风景区游客中心
チケット窓口は「巨峰行き」と「太清行き」に分かれている
チケット窓口は「巨峰行き」と「太清行き」に分かれている
料金表はわかりづらいが、太清エリアに行くなら一人130元
チケットを購入したらシャトルバス乗り場へ。なぜか顔写真を撮られる
チケットを購入したらシャトルバス乗り場へ。なぜか顔写真を撮られる
太清エリアまで向かうシャトルバス。普通に快適な大型バス
太清エリアまで向かうシャトルバス。普通に快適な大型バス


大河东からシャトルバスで太清宫へ

チケット売り場とシャトルバス乗り場は直結していて、本数も多いので、並んだり予約したりせず、さくっと乗車できます。
軍事施設があることも関係しているのか、乗車前にチケット提示とともに顔写真を撮られ、その後も要所要所で顔チェックが入るのはなんとも中国っぽいところ。(入国時に指紋は取られるし、観光地では顔写真を登録されるし、プライバシーもくそもない、、)

なお、大河东は広大な崂山风景区の入口部分に位置しているため、目的地の太清宫までは約10kmとそこそこ距離があり、シャトルバスで20分ほどかかります。

バスは太清宫の手前で終点となり、ガイドの係員が周辺地図の前で回り方を解説してくれて、あとは各自自由行動というゆるいツアー方式になってました。

太清宮の手前で降ろされて、なんとなく団体行動
太清宮の手前で降ろされて、なんとなく団体行動
前方が太清宮の入り口。海と山の景色がきれい
前方が太清宮の入り口。海と山の景色がきれい
太清エリアへの入域にあたり、再びチケット&顔チェック
太清エリアへの入域にあたり、再びチケット&顔チェック


崂山最古の道教寺院・太清宫

太清宫は漢の時代に創建された道教寺院で、なんと2000年以上の歴史があります。もちろん今の建物が2000年前のものではなく、何度も栄枯を繰り返しながら、拡大してきたものですが、にしても日本では考えられない歴史の古さ。

道教のことはよくわかりませんが、太清宫にはいくつもの社殿があって、おそらくそれぞれに何かしらの神様が祀られていて、熱心な人はそれぞれで線香を供えてお参りをしていました。

見どころという意味では、まあ普通の寺院かな、、という気はしましたが、崂山がすごいのは広大な山々が信仰の場になっているところで、太清宫からスタートしてさらに山の上まで登るのが定番コースのようです。

緑があふれる太清宮の境内
緑があふれる太清宮の境内。山を背にして巨大な老子像も
太清宮の門
太清宮の門。ブルーの色合いが美しい
途中、おばちゃんガイドが付いてくるが、中国語がわからないので丁重にお断り。。
線香をお供えしてお参り
線香をお供えしてお参り。真剣にお祈りしている人も多い
木陰で休憩できる場所もある
木陰で休憩できる場所もある


崂山太清ロープウェイで一気に山上へ

太清宫のバス停からロープウェイ乗り場行きのシャトルバスに乗って5分ほど。少し山を登ったところにロープウェイ(崂山太清索道)の乗り場があります。

シャトルバスはチケットに含まれているので別途費用はかからず、ここもガイドの係員が同乗していて、我々が外国人で右も左もわからない感じを察してか、ロープウェイ乗り場でチケットを買ってくれたり助けてもらいました。(しかし、ロープウェイは別料金で片道45元となかなか高い、、)

ロープウェイは4人乗りぐらいの小さいもので、いくつかの峰を越えて一気に頂上近くまで繋がっているため、途中はなかなかの絶景で中国っぽいニョキニョキした岩山を見ることができます。

ややこしいが、ロープウェイに乗るなら右のシャトルバスを利用する
ややこしいが、ロープウェイに乗るなら右のシャトルバスを利用する
ロープウェイ乗り場。チケットは別途窓口で購入する(45元)
ゴンドラは4人乗り。乗り方は日本と同じ
ゴンドラは4人乗り。乗り方は日本と同じ
ものすごい高さをぐんぐん進む。途中はみごとな景色
ものすごい高さをぐんぐん進む。途中はみごとな景色
一瞬だけ海も見える。険しい山と海が絶景
一瞬だけ海も見える。険しい山と海が絶景
ロープウェイの頂上駅
ロープウェイの頂上駅。視界が開けてないので景色はあまり見えない


山上からは徒歩ルートで下山

ロープウェイを下りると、ものすごい絶景が見られるのかと思いきや、展望台的なものがあるわけではなく、眺望は今ひとつ。
むしろここから徒歩で下山する道中に見どころが点在しています。

下山ルート最大の見どころは「龙潭瀑 LongTanPu」という滝です。 滝自体はなかなか見ごたえのあるものですが、想定以上に徒歩での下山は大変で、結局ロープウェイを下りてから下山するまで1時間半ぐらいかかりました。(6歳児を連れていることもあるのですが、どっちかというと子供は元気で大人がバテバテ・・)

なお、下山口はシャトルバス乗り場になっていて、太清宫から大河东に戻るバスに途中乗車できます。

下山ルートの道中、こういった奇岩が多数みられる
下山ルートの道中、こういった奇岩が多数みられる
道教寺院もあり、周辺に土産物屋なども
道教寺院もあり、周辺に土産物屋なども
岩肌を流れる「龙潭瀑」
岩肌を流れる「龙潭瀑」
下流にあるダム湖
下流にあるダム湖
下山口にあるバス停
下山口にあるバス停。ここから大河东に帰られる


締めくくりは大河东のお土産センター

シャトルバスが大河东のターミナルに戻ると、順路として建物内のお土産センターを一巡してレジを通過しないと帰れない仕組みになっています。
もちろんお土産を買う必要はなく、さすがの中国人観光客も大半の人は何も買わずにレジをどんどん通り抜けていきます。
(そして、全体的に売ってるものがショボい、、)

と、最後までとことんお金を落とさせようとする崂山の観光システム。中国だと古い街並み保存地区なども入場料を取るところがありますが、こういった取り組みは個人的には大賛成です。

日本の伝統的建造物保存地区など、駐車料金も取らず、ボランティアガイドが無料で案内するようなところが多いですが、それだと全く地域にお金が落ちず、観光が産業になりません。雇用を生んで地域が発展するためにも、中国のようにゴリゴリにお金を取るシステムにすればよいのにと常々思います。

最後に、 崂山観光のワンポイントアドバイス。私たちは正直ちょっとなめていて、のんびり朝起きて適当に行ったのですが、意外に時間がかかるので、できるだけ朝早めに行ったほうがいいと思います。

土産物屋のレジを通過しないと外に出られないトラップ・・
土産物屋のレジを通過しないと外に出られないトラップ・・

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