ルアンパバーンで泊まったホテル1:Maison Dalabua(メゾンダラブア)

ルアンパバーンで3軒のホテルに泊まったうちの一つ、まずはMaison Dalabua(メゾンダラブア)をご紹介します。
ルアンパバーンのホテルを探すにあたり、予算としては1泊2万円以下(ルームチャージ+3人分の朝食)で探しました。なぜこの予算かというと、高級ホテルに泊まるのはキツいけど、「予算が許すギリギリでリゾート気分が味わえるホテル」と考えたときに、日本で3人でビジネスホテルに泊まったら2万円ぐらいするので、気持ち的になんとなく2万円以内に収めたいという思いです。(別にビジネスホテルを引き合いに出す必要もないのですが、なんとなく)


ルアンパバーン市内のホテル事情
ルアンパバーンにはホテルがめちゃくちゃたくさんあります。面積あたりのホテル数は相当多いと思います。そして、ほとんどのホテルはExpediaなど予約サイトで日本から予約できます。
元々は欧米人バックパッカーに人気のある街なので、1泊1000円以下のドミトリーなど安宿はたくさんあり、安宿と言えども伝統的な建築のこぎれいなホテルが多そうなので、正直子どもと一緒でなければ、安宿に泊まるのが気分的にもコスパ的にもよさそうでした。
一方、今回我々がターゲットにしていた1泊1万円ぐらいのクラスになっても、ルアンパバーン全体が古い町並みなので、見た目は安宿とそんなに変わりません。実際、宿泊したメゾンダラブアも間口は狭くて、普通の民家と並んでいると、ぱっと見ホテルには見えません。しかし、奥行きが広くて、一歩中に入ると緑が溢れる中庭と、小さいながらもプールもあり、いわゆる大箱リゾートとは異なりますが、ルアンパバーンらしい隠れ家的なリゾートでした。




蓮の花が咲き乱れるメゾンダラブアの中庭
前述のとおり、メゾンダラブアは通りから見える範囲だと安宿と変わらない佇まいですが、一歩中に入ると本当に別世界でした。まるでジャングルのように熱帯の花が咲く庭の中に、2階建ての建物が点在していて、子ども1人で散歩していると迷子になりそうな広さです。
一番のポイントは蓮の花が咲く大きな池で、池のほとりがレストランになっています。部屋もそれぞれ工夫されているなあと感心するのですが、池に面した部屋や、プールサイド直結の部屋など、何かしら見どころがある作りになっています。
私たちが泊まった部屋は二階建ての一階で、少し奥まったところにあるプライベート感の高い部屋でした。部屋そのものは普通っちゃ普通なのですが、部屋の前までは人が入って来づらい構造になっているので、部屋の前のスペースも含めて、のんびり過ごせました。




池のほとりで食べる朝食がめっちゃオシャレ!
朝食はハス池に面したレストランでブュッフェ形式です。まず、レストランの佇まいがすごくいい雰囲気で、さらに料理はヴィーガンというわけでもないのですが、基本的には野菜を使ったメニューとなっていて、デトックスウォーターがあったり、完全に意識高い系。ガツガツお腹いっぱい食べる感じではないのが、男性目線では物足りなさはありましたが、女子受けは間違いなし。
なお、このレストランは昼からは「Manda de laos」という高級レストランとして営業していて、特に夜の雰囲気がよさそうでした。






メゾンダラブアに3泊した感想
個人的に、高級リゾートに泊まったことはないので、評価のハードルが相当低いとは思ってますが、それを差し引いてもとてもすばらしいホテルだと思いました。
立地的にはナイトマーケットから徒歩6-7分ぐらい離れた住宅街にあり、やや不便と言えば不便なのですが、その分敷地は広々としていて、市街地にも関わらず、まるで森の中にいるような別世界感。ハス池の仏教的な雰囲気も相まって、一言で言うなら「極楽浄土」という感覚でした。
欲を言うなら、基本的に室内で過ごすことを想定していないのか、部屋の設備が簡素にすぎるため、せめてソファとテーブルぐらいはあるとよいなあとは思いました。また、部屋の入口がドアではなく、中が丸見えの全面ガラス戸なのも若干気になるところで、特に一階の部屋だったため、部屋の前を歩いてる人の目線が気になりました。もちろん、奥まったところにある部屋なので、わざわざ通る人はいないのですが、かといってカーテンを開けて着替えをしたりするのもはばかられ。
客層はアジア人は少なく、欧米人中心。子ども連れも結構いました。