ハノイ発ルアンパバーン行きの飛行機は秘境感漂うプロペラ機

日本からルアンパバーンへは2020年1月時点では直行便はないので、どこかで乗り換える必要があります。(熊本空港から直行便が運航予定だそうです。なんで熊本なんだろうか、、)
ルアンパバーン行きのフライトがある経由地としてはバンコク 、広州、昆明などありますが、トランジットで宿泊するのは面倒なので、同日移動したいとなるとハノイ経由しかなさそうでした。
結局、ANAで羽田からハノイ、ラオス国営航空でハノイからルアンパバーンという行程になりました。帰りも同様にハノイ乗り換えです。


ハノイ空港での乗り換えは6時間待ち
行きのフライト
08:50 羽田発(ANA)
13:20 ハノイ着
19:10 ハノイ発(ラオス国営航空)
20:30 ルアンパバーン着
帰りのフライト
8:30 ルアンパバーン発(ラオス国営航空)
9:50 ハノイ着
15:40 ハノイ発(ANA)
22:15 羽田着
というフライトスケジュールでした。
同日移動できるとはいえ、行きも帰りもハノイで6時間ほど待ち時間があり、乗り継ぎとしてはイマイチ。。
子どもは離陸する飛行機を眺めたり、子ども向けのアスレチック遊具で遊んだりと結構楽しそうでしたが、親はビールを飲むぐらいしかやることもなく長い6時間でした。
いっそもっと時間があれば、ベトナムに入国する手もあったのですが、そこまでの余裕もなく手持ちぶさたな感じでした。


新しくなったハノイ・ノイバイ空港の国際線ターミナル
ハノイ・ノイバイ空港でのトランジットは、ちょうど10年前、2010年にカンボジアに行った際に経験したのですが、その時は首都の国際空港とは思えぬオンボロ&塩サービスぶりにショックを受けました。
→当時のカンボジア旅行記はこちら
モスクワのシェレメーチエボ国際空港とも通ずる社会主義国特有の不親切さで、どこで何をすればいいかわからない、謎の待ち時間や謎の手続きがある、というミステリーを今回も警戒していたのですが、2014年にターミナルが新築されて、すっかり新しい空港に生まれ変わっていました。
トランジットの手続きも非常にわかりやすく、まずトランジット客は1カ所に集められて誘導され、トランジットカウンターで搭乗手続き。完了すると、胸にトランジットシールを貼られて、そのまま上の階に移動すると、出国フロアの手荷物検査場に横から合流できる仕組みです。
無駄に待たされることもなくスムーズな対応で、接客としても親切でした。




ノイバイ国際空港のレストランやショップ
ノイバイ空港はひたすら一直線に搭乗ゲートが並ぶ構造で、端から端まで歩くと10分近くかかります。(ヒマだったので子どもと何往復か歩きました)
一般的な免税店があるのはもちろんですが、旧ターミナル時代の既得権と想像される小さい商店もあるのが面白いところです。およそ国際空港に似つかわしくない、ローカル感満点の小さな土産物屋がターミナルの端の方に並んでました。
レストランもたくさんありますが、基本的にどこも似ていて、ハンバーガー、フライドチキン、フォーというラインナップ。アメリカ&ベトナム式のファーストフード店です。
まあ、空港の待ち時間で食べる食事としては間違ってはいないと思いつつ、業態が被りすぎているのは改善の余地がありそうな気はしました。。



そしてプロペラ機でルアンパバーンへ
ハノイ発ルアンパバーン行きの飛行機の機材はプロペラ機でした。最後にプロペラ機に乗ったのはいつだったか覚えていませんが、基本的には離島路線など、レアな路線のイメージがあるので、「これから秘境に行くんだなあ」と勝手に盛り上がってました。
さらにこの飛行機、ATR72という機材らしいのですが、乗り口がお尻にあって、徒歩で乗り込むというのもシビれました。
機内に入ってしまうのと意外と普通なのですが、機内食が「なぜかちょっとおしゃれ」というのがポイント。フランス植民地時代の名残なのかなんなのか。。ハノイ-ルアンパバーン間は1時間20分ほどなので、離陸してしばらくするとすぐ着陸態勢に入ってしまいますが、行きも帰りもちゃんと機内食はありました。






夜のルアンパバーン国際空港は両替ができない!
予定通り20:30にルアンパバーン国際空港に到着しましたが、なんと両替所は閉まっていて両替できず!
ラオスの通貨はキープ(kip)という聞き慣れない通貨で、当然持ち合わせはありません。幸い、米ドルはそこそこ持っていて、空港からのタクシーはドル払いで行けたので事なきを得ました。
しかし、たまたまドルを持っていたからよかったものの、日本円しかなかったら詰んでました。。
ちなみに、町中に両替所はめちゃくちゃたくさんあり、ナイトマーケット付近だと夜遅くまでやっているところも結構あって、結局ホテル到着後にすぐに両替することはできました。



いわゆるタクシーはない?ルアンパバーンのタクシー事情
ルアンパバーン国際空港から市内(ナイトマーケット付近)までは車で15分ほどです。タクシーは到着ゲート前にタクシーカウンターがあり、先にお金を払って、乗り合いタクシーに誘導されます。ドル払いで7ドルでした。
相場的に高いのか安いのかわかりませんでしたが、白タクが激しく客引きしてくることもなく、わかりやすいシステムなのですごく助かりました。あとで相場はわかりましたが、7ドルは別に高くはなく、標準的な設定なので、日本から空港送迎を予約したりする必要は全くないと思います。
ちなみにルアンパバーンのタクシーですが、いわゆるタクシーというのは存在しておらず、タクシーと言ったときにはトゥクトゥク、もしくはソンテウを指します。いずれもタイのそれと同じで、トゥクトゥクは原付ベースの三輪タクシー、ソンテウは軽トラの荷台に屋根が付いたものです。
その他の交通手段としては、ライトバンやSUVのチャーターしかないと思います。
ラオスでは「Loca」というUberのような配車アプリがあるのですが、使えるのはビエンチャンのみ、ルアンパバーンでは使えません。