「バイカモ」と「ハリヨ」が生息する清流の町・醒井宿

醒井宿の梅花藻
醒井宿の梅花藻

琵琶湖の北東、米原市にある醒井宿(さめがいしゅく)。江戸の日本橋から京都の三条大橋を結ぶ中山道で、江戸から数えて61番目の宿場町です。この記事では醒井宿の町並みについてご紹介します。

醒井宿は琵琶湖から少し離れていますが、この町の名前の由来ともなった「居醒の清水」から湧き出た水は地蔵川を流れ、やがて琵琶湖に注ぎます。醒井宿はこの地蔵川に沿って作られた宿場町です。

平成の名水百選「 居醒の清水」

「居醒の清水」から湧き出た清流は年間を通して水温が14℃前後とひんやりしており、そのため希少な梅花藻(バイカモ)という水中花が生息しています。GWごろはまだ咲く気配はありませんでしたが、初夏〜夏にかけて梅のような白い花が咲くそうです。
梅花藻を住処とする「ハリヨ」という絶滅危惧種の淡水魚も生息しており、市街地を流れる川でありながら、清流の水質を町の人たちが大切に守ってきたことが伺えます。

平成名水百選に選ばれた「居醒の清水」
平成名水百選に選ばれた「居醒の清水」
加茂神社の石垣下から湧出している
加茂神社の石垣下から湧出している
家の前から川の水面まで下りられる
家の前から川の水面まで下りられる

「居醒の清水」は古事記や日本書記にも登場するほど歴史は古く、日本武尊がここで傷を癒したとの伝承もあります。「居醒」という名前の由来は、この時日本武尊は傷が癒えて目が覚めたという伝承から来ています。

地蔵川には「かわと」と呼ばれる階段で水辺まで降りられる構造になっていて、現在は飲料水としては使用していないものの、スイカなどを冷やしたり、ひんやりとした湧水は今でも活用されています。

醒井宿へのアクセス

醒井宿は米原市内から車で15分ほどのところにあります。電車の場合は東海道本線で米原の隣の駅です。
観光客用の無料駐車場は古い町並みの中ほどにありますが、看板等はあまり出ていないのでわかりづらく、かつ駐車場に行くには、街道を散策する人をかき分けていかなければならないのがやや問題ありです。

旧醒井宿問屋場
旧醒井宿問屋場。建物の中も見学できる
醒井宿を流れる地蔵川
醒井宿を流れる地蔵川
古い建物が残る町並み
古い建物が残る町並み

本来は町並み地区は歩行者天国にして、車はその外側に停めるのがよいとは思うのですが、まだそこまで観光地として整備されてはいません。むしろ町並みのほとんどは普通の民家なので、生活感がバリバリあるのが魅力とも言えると思います。

旧醒井宿問屋場が残されているほかは、ブラブラ町並みを散策するだけなので、端から端までざっと30分もあれば見て回れると思います。清流のある暮らしをほんの少し垣間見るだけでも立ち寄る価値ありです。

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